ローズカットされた透明感のある27個のダイヤモンドと16個の天然真珠が圧巻の、この豪華なブローチは、19世紀後半にフランスで製作されたものです。菱形を構成しているイチョウの葉を連想させられるデザインもこのブローチの特徴のひとつで、交互に配置された真珠と相まって気品の高い雰囲気を醸しだしています。銀の表面が黒ずんで見えますが、空気中の硫黄分に反応して自然にできたものではなく、デザインとして銀を黒く見せるために硫黄液を塗る技法が用いられたのではないかと思われます。次にこの天然真珠を斜め横から見た映像をご覧下さい。
側面からこの真珠を見ればその形が歪で、天然であることが一目瞭然なのですが、正面からみると形の揃った真円形の真珠が並んでいるように見えます。加工のできる石と違い、自然にできる天然真珠の中から真円のものを探しだすのも簡単ではないのですが、その上に大きさや色、照りなどを揃えるとなるとこれはもう想像もできないくらい大変なことで、どれほどこのブローチが貴重か、ご理解いただけると思います。次に裏側の写真もご覧下さい。
19世紀までの高級ジュエリーには、くすんだシルバーが服を汚さないように裏面をゴールドにしていたのですが、このブローチの裏面やピンもゴールドでできていて、その特徴を掴んでいます。20世紀に入りプラチナがジュエリーの素材として流通するようになると、素材をプラチナに変えた繊細で洗練された雰囲気のあるこのブローチの復刻版がでたこともありました。このことからもこの作品がいかに宝飾職人に魅了され愛されたデザインであることがご理解いただけると思います。最後にこのブローチの価格と詳細をご覧下さい。
| 品 番 | 10015 | 品 名 | ダイヤモンドと天然真珠のブローチ | 価 格 | \450,000 |
| 国 / 年 | フランス / 1850-1870年 | 素 材 | ダイヤモンド&天然真珠、銀、ゴールド | サイズ | 縦2.9×横2.75×厚み0.85 cm / 重さ 5.7g / 真珠の直径2〜3mm |
| 状 態 | ★★★★☆ (コンディションの表示について) 目立つキズや汚れ、欠けなどもなくとてもよいコンディションです。 | ||||