まるで絵画のように美しい薔薇がデザインされたアールヌーボー期に製作されたペンダントトップです。では、このジュエリーの特徴を順に説明します。やはり、最初に目を引かれるのは中央上部にある真紅の色をした薔薇の花びらではないでしょうか。つい目が離せなくなるほど見惚れてしまい、「美しい」 以外の言葉が思い浮かびません。濃淡の効いたエナメル加工が見事に施されています。また、花びらや葉の一部にだけエナメル加工をしていることが、かえってそれらの色を際立たせているようです。
次に目に付くのは下地の金属です。ジュエリーには珍しく銅が使用されています。柔らかい質感やピンク系の色合いが違和感なく全体のデザインに溶け込んでいて、その使用目的が十分達成されていますが、加工のし易さも概念にあったのではないでしょうか。実は、絵に立体感があるのは裏から打ち出しされエンボス加工が施されているからです。花びらや葉には柔らかで繊細な深浅のある線が表現されていてるとてもデリケートで魅力的な作品です。また、円形の銅版は平面的ではなく柔らかなカーブを描いていて中心になるほど盛り上がっているのもこのペンダントの特徴です。仕上げには表面を樹脂でコーティングして、エナメルや銅版を保護するとともに艶やかな光沢を与える役目もしています。このような美しい薔薇の花を胸に掲げるのはどのような女性でしょうか。
| 品 番 | 10018 | 品 名 | アールヌーボーエナメルペンダント | 価 格 | \85,000 |
| 国 / 年 | フランス / 1900-10年頃 | 素 材 | エナメル & 銅 | サイズ | 直径 5cm / 重さ 17.3 g |
| 状 態 | ★★★★☆ (コンディションの表示について) 目立つキズや汚れ、欠けなどもなくとてもよいコンディションです。 | ||||