シルバーで模られたフルール・ドゥ・リスに透明感のある34個のローズカットダイヤモンドがセッティングされたなブローチです。百合の紋章(ユリの紋章)を使った本物のアンティークジュエリーは簡単に手に入りせん。大げさなことを言うようですが、初めて見たときにその豪華さと存在感に目が奪われました。ご存知のようにヨーロッパでは古くから百合の紋章はブルボン家を代表とする由緒あるファミリーの家紋として使用されてきました。当時これだけのジュエリーを製作依頼できる人は一般市民ではないでしょうから、その出所を想像するだけでも楽しいものです。中央部に3個のエメラルドがイエローゴールドでできた台に嵌め込まれていて、色のバランスを含めた全体のポイントになっています。素材の使い方やダイヤモンドのカット、その石留めを見ていると現代のジュエリーでは考えられない素朴で大胆、かつ繊細な印象がします。正に、そこが現在のジュエリーには見られないアンティークジュエリーの良いところで、このブローチにはそれらが濃縮されています。
表側はシルバー、裏側はピンクゴールドでできています。エッジの部分を見ていただくとヤスリで綺麗に面取りをしているのが判りますね。補修した跡が見られますが、年代を経てきたアンティークジュエリーということを考慮していただければ気になる程度ではありません。ピン部分はしっかりしています。
横から見た写真です。厚みの約30%はゴールドを使用していることがこの角度からよく判ります。当時、どのような経緯でこのブローチが製作されたのでしょうか。最後に詳細をご覧ください。
| 品 番 | 10111 | 品 名 | 百合の紋章(ユリの紋章)ブローチ | 価 格 | \375,000 |
| 国 / 年 | フランス / 1860-80年 | 素 材 | シルバー&ゴールド、ダイヤモンド、エメラルド | サイズ | 縦 3 × 横 2.6cm |
| 状 態 | ★★★★☆ 裏面に補修の後が見られます。 | ||||