パイロープガーネットの濃く深みのある神秘的な色がとても綺麗です。パイロープの語源はギリシャ語で「火の目」という意味です。チェコスロバキア西部(元オーストリア領)にあるボヘミア地方では中世よりこのような火の目のような深紅色のパイロープが採掘されています。それ以降のヨーロッパではガーネットは欠かせない宝石のひとつになり、その後、ヴィクトリア時代にはガーネット人気が起こり、ジュエリーにふんだんに使われました。
刻印から今は無きオーストリア・ハンガリー帝国で製作されたということが判ります。当時、ジュエリーはまだ一般的なものではなく上流階級だけの贅沢品で、それも一点ずつ個別に注文をするのが普通でした。お金も時間も惜しまない時代の本物の手作りのジュエリーは現在では少しずつ姿を消しています。その中でもこのジュエリーは一級品です。
腕に巻きつくようなスパイラル風のデザインから蔦などの植物や永遠のシンボルである蛇の輪などが連想されます。メインのフレームにはバゲットカットされた石が並び、外に開いたフレーム両先端にはローズカットされた石が、その間を外側に徐々に大きくなっていく12個のローズカット(を応用)した石がセッティングされています。ヴィクトリア様式の影響を受けたボリュームあるデザインの中に繊細で愛情に満ちた女性を象徴したかのような印象を受けます。
ブレスレットを横から見た写真です。中央に開閉のためのボタンや脱落防止チェーンが見えます。アーム部分の彫刻に注目してください。上部には籐の葉に似た植物がギロッシュ模様の中に、下部にはリボンが彫られています。最後に詳細とプライスをご覧下さい。
| 品 番 | 10327 | 品 名 | パイロープガーネットブレスレット | 価 格 | \1,150,000 |
| 国 / 年 | オーストリア・ハンガリー帝国 / 19世紀 | 素 材 | ゴールド&パイロープガーネット | サイズ | 直径 6.5 × 最大幅 2.8(最小幅 0.61) cm / 重さ 23.6g |
| 状 態 | ★★★★☆ (コンディションの表示について) 目立つキズや汚れ、欠けなどもなくとてもよいコンディションです。 | ||||