19世紀後期に英国で製作されたピクエのピアスです。一部のごく限られた人々に受け継がれてきたピクエの装飾技術は、現在では完全に途絶えてしまいました。故に、入手することが難しいアンティークジュエリーのひとつで、ヨーロッパの市場でも質の良いものは年々数が少なくなりました。 このピアスに使われている素材は鼈甲とゴールド、シルバーです。もともとピクエには濃色の鼈甲が使われうことが多いのですが、このピクエも濃い茶色の鼈甲にゴールドとシルバーが象嵌されていて、素材の濃淡によるコントラストを楽しむことができます。ウォーター・ドロップ型をした鼈甲にはピクエポゼと云われる幾何学模様や花模様が、また、その上部にある球状の部分にはピクエポイントという星模様がそれぞれ象嵌されています。それにしても、鼈甲が持つ優しく柔らかい質感に、ゴールドが放つ無機質的な輝きのコンビネーションが絶妙なピクエは美しいですね。どういう訳か、ピクエのブローチは定番で総対数が多いのですが、ピアスは少ないのですね。それも、ウォーター・ドロップ型ということになると、滅多に出会えるものではないと思います。写真では大きく見えますが、実際は下がる部分から2.5cm程度の長さです。また、鼈甲ですから軽くできていて着け心地が良く、僅かな振動でも(下がる部分から下が)可愛く揺れます。次に詳細をご覧ください。
| 品 番 | 10471 | 品 名 | 英国製ピクエのピアス | 価 格 | ---------- |
| 国 / 年 | 英国 / 19世紀後期 | 素 材 | 鼈甲 & ゴールド | サイズ | 長さ(下がる部分から) 2.5 cm / 重さ 5.6 g |
| 状 態 | ★★★★☆ (コンディションの表示について) 象嵌の一部に禿げや欠けが見られます。その他、目立つキズや汚れ、欠けなどもなくよいコンディションです。 | ||||