19世紀中頃に西ヨーロッパ(ベルギー?)で製作されたフラワーシェープピアスです。ローズカットされたダイヤモンドが片側に8個セッティングされ、その周りを6弁の花びらがゴールドで模られています。この仕事をしていて、様々なアンティークジュエリーに接する機会があります。それでも、値段に関係なく良いものを見つけた時などは子供のようにはしゃいでいる自分がそこにいます(笑)。このピアスは正にそのような状況で手に入れたピアスです。次に、どこがこのピアスの良いところか説明します。※17インチのモニターで解像度1024x768ピクセルに調整していただくと右上のピアスが実物程度の大きさに見えます。
先ず最初に目に付くのが透明感があり粒のそろったダイヤモンドが豊富に用いられているということでしょうか。この時代、ダイヤモンドの絶対数が少なく現在では使用されないような黒ずんだダイヤモンドまでジュエリーに使用されていましたから希少価値がある作品です。それと同時に素晴らしいのはこの宝石職人が表現したフラワー・シェープ・デザインです。花や植物はアンティークジュエリーのデザインの中では定番ですが、この優しく柔らかで豊かな表現力は素晴らしい。女性的でありながら気品漂う雰囲気にも作者の意図が伝わってきます。
立体的なシェープもこのピアスの良いところす。角度を変えても綺麗に見えなければならないのですから、職人の腕の見せ所でもあります。花びらもそうですが、中央の蕊に相当するダイヤモンドの台が半円球になっています。中央のダイヤモンドは真正面を向いているのですが、その周りの7個のダイヤモンドは角度が付けてあり、少し斜めに向くようにセッティングされているのです。この様なデザインはオープンセッティングの様な効果があり、ピアス着けたとき、正面からもダイヤモンドのシンチレーション(光のきらめき)が確認できます。本当に素晴らしい雰囲気を持ったピアスです。
| 品 番 | 10472 | 品 名 | ヴィクトリアン フラワー シェープ ピアス | 価 格 | ---------- |
| 国 / 年 | 西ヨーロッパ / 19世紀中期 | 素 材 | ゴールド & ダイヤモンド | サイズ | 花の直径 1.4 cm / 重さ 4.4 g |
| 状 態 | ★★★★☆ (コンディションの表示について) 目立つキズや汚れ、欠けなどもなくとてもよいコンディションです。 | ||||