☆ イースターとイースターエッグ、そしてファベルジェ
 
 

「イースター(復活祭)」
春分後の満月のあとの最初の日曜日が復活祭、すなわち、イースターです。3月22日~4月25日の間になるのが普通で今年は4月16日になります。どうして毎年日付が変わるかというと、昔から太陰暦に従って決められているためです。


「イースター・エッグ」
古くから生命や再生の象徴とされてきた卵はキリスト教の祝日、復活祭には欠かせないものです。特に、イースターエッグと呼ばれ、ヨーロッパでは卵の殻に 絵を描いたり、装飾を施して親しい人にプレゼントすることが昔から行われています。王侯貴族の間では金銀宝石で飾られた卵がプレゼントされることもありま した。特に、ロマノフ朝第13代ロシア皇帝アレクサンドル三世(1845-1894年)が皇后マリア・フヨドローヴナ(デンマーク名ダグマール)への復活 祭のプレゼントとしてファベルジェに製作させたのは有名です。1885年に製作されたこの最初のイースター・エッグがきっかけとなりファベルジェは宮殿指 定の宝飾職人として、毎年嗜好を変えながらイースターエッグを製作し、皇后に驚きと喜びを与えることになります。そして、いつしかこの行事は宮殿の伝統行 事となり、その息子でロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ二世(1868-1918年)に受け継がれることになります。ただ、以前とは違い毎年注文していた イースター・エッグが1個から2個になります。それは、亡くなった父の代わりに母マリア・フヨドローヴナとアレクサンドラ皇后の二人にプレゼントするよう になったからです。よくアレクサンドル三世を家庭的で誠実な人であるといわれますが、この様なところから彼の優しいイメージがくるのかもしれません。